聖光学院、センバツ8強逃す 近江に2-7、初回の先制実らず

 
【近江―聖光学院】2回裏近江1死満塁、清谷(奥)に2点二塁打を許した聖光学院・佐山=甲子園
2回戦
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聖光学院
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近江
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 第94回選抜高校野球大会第7日は25日、兵庫県西宮市の甲子園球場で2回戦3試合が行われ、聖光学院は近江(滋賀)に2―7で敗れ、2013年以来9年ぶりの8強入りを逃した。

 聖光学院は、初回に四球と犠打と暴投で1死一、三塁の好機をつくり、安田淳平の犠飛で1点を先制した。しかし、2回に近江に3連打を浴びるなど一挙5点を奪われリードを許した。3回に三好元気の犠飛で1点を返したが、4回以降は好機であと1本が出ず無得点に抑えられた。2戦連続で先発マウンドに上がったエース佐山未来は8回7失点と粘投した。

 県勢のセンバツ通算成績は11勝21敗。聖光学院のセンバツ通算成績は5勝6敗で、春夏通じて24勝22敗。

 成長示した安田

 「4番というプレッシャーはなかった」。聖光学院の安田淳平(3年)は1回戦から山浅龍之介(同)と打順が入れ替わり4番に入った。初回1死一、三塁で先制点となる犠飛を放ち、チームを勢いづけた。

 「秋はストライクゾーンを積極的に振ることはできていたが、対応力が低かった」と課題を語っていた安田。冬は空いた時間にバットを振り続け、体を大きくするため、1日3食に加えて間食や夜食で体重は69キロから8キロ増加した。斎藤智也監督は「この冬ずっと練習してきて一番成長した選手。3、4番でもっと成長していってほしい」と評価する。

 安田は6回に安打も放った。「一人一人の技術を上げて、大事な場面で打てる勝負強さを求めていきたい」。攻撃の中心選手として、さらに技術を磨くつもりだ。

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