東日大昌平、激闘13回制す 決勝進出決める、学法石川に4-3
準決勝 |
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13 |
計 |
学法石川 |
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東日大昌平 |
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2x |
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第73回秋季東北地区高校野球県大会第10日は28日、白河グリーンスタジアム(白河市)で準決勝2試合が行われ、東日大昌平が延長13回タイブレークの末、4―3で学法石川に勝利した。聖光学院はいわき光洋に7―0でコールド勝ち。東日大昌平と聖光学院は決勝進出とともに東北大会出場を決めた。東北大会出場は東日大昌平が2年連続5度目、聖光学院が3年ぶり19度目。大会最終日の29日は、決勝と東北大会出場の残り1枠を懸けた3位決定戦が行われる。タイブレークは延長13回から無死一、二塁で始まる。
投手の奮闘、4番が応えた
主砲の一振りがタイブレークの激闘に終止符を打った。東日大昌平の4番斎藤夏輝(2年)はベンチを飛び出してきたナインにもみくちゃにされ、「絶対に決めてやろうと思っていた。打てて良かった」と喜んだ。
強力打線の学法石川を堅守の東日大昌平が迎え撃った。再三にわたり得点圏へと走者を進められたが、今大会初先発のエース鈴木飛呂夢(2年)を中心に後続を断った。
エースの粘投に応えたい打線だったが、こちらもなかなか好機を捉えきれない。4番に座った斎藤夏も好打が出ず、手に汗握る攻防は今大会初のタイブレークにまでもつれた。
延長13回。東日大昌平は表の守りを押し出し死球の1点のみに抑えた。裏の攻撃で打席に入る前、斎藤夏は仲間たちから背中をたたかれた。「絶対打ってくれ」。ここまで5打数1安打で前の打席は空振り三振だった。仲間のげきに力をもらった。
1死二、三塁で迎えた3球目。内角の浮いた直球を強振した。「抜けてくれ」。仲間の思いも乗せた打球は左翼手の頭を越え、走者2人をかえすサヨナラの一打となった。
試合後、勝利の喜びでこみ上げてきた涙をぐっとこらえた。「次、まだ決勝が残っている」。秋季大会で連覇を果たすまで、歓喜の涙は流せない。
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