男子・湯本一は猛追12位、2・5区で区間新  全国中学校駅伝

 
5区・長谷川(左)からたすきを受ける6区・手代木=希望が丘文化公園

 第25回全国中学校駅伝大会は17日、滋賀県の希望が丘文化公園で開かれ、県勢は、男子(6区間18キロ)で4年ぶり4度目の出場の湯本一が58分53秒で12位、女子(5区間12キロ)で初出場の天栄は43分3秒で14位だった。男子は白山(千葉)が大会新の57分3秒で初優勝、2位は高屋(広島)、3位は曽根(福岡)。女子は桂(京都)が41分21秒で史上初の4連覇を達成。2位は大田原(栃木)、3位は静岡東(静岡)だった。

 助っ人野球部員が激走

 4年ぶりに全国の舞台に戻った湯本一。12位と入賞には届かなかったが、3年の2区林晃耀、5区長谷川健太のダブルエースが区間新を樹立するなど、全国舞台で存在感を示した。

 2人に負けじと、ほかの4人も試走よりタイムを縮めた。3区松本大門と4区坂本勇人、アンカー手代木輝の3年生3人は野球部や市内の硬式野球チームに所属。野球部顧問でもある志賀吉平監督は「野球部は半ば強制的に特設駅伝部も」と入部当初から鍛えてきた。ごぼう抜きで10位に順位を上げてきた長谷川から、たすきを受けたアンカー手代木は目標の9分台に迫る10分0秒でフィニッシュ。最初から飛ばした影響が後半に響いたが、残り1000メートルは気力で走り切った。

 駅伝から学んだことを「つらい時があっても自分に負けないこと」(手代木)、「チームのために走ること」(松本)、「心が折れそうになる自分に勝つこと」(坂本)とそれぞれ語った。志賀監督は「今までやってきたことを最後までやり抜いてくれた。一人一人がチームのために走ってくれた」と、成長した選手をねぎらった。

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