福島県...追い上げも入賞逃す 東日本女子駅伝、千葉2年ぶりV

 
9位でフィニッシュする本県アンカーの鈴木葵=福島市・信夫ケ丘競技場

 18都道県の女性ランナーが秋の福島路を駆け抜ける「第35回東日本女子駅伝競走大会」は10日、福島市の信夫ケ丘競技場を発着点に9区42.195キロで行われ、千葉が2時間18分56秒で2年ぶり10度目の優勝を飾った。本県は2時間24分24秒で9位となり、入賞を逃した。

 福島は1区で折笠有彩(しまむら、田村高卒)が16位と出遅れたが、2区の渡辺唯(国士舘大3年、田村高卒)が4人を抜き12位、3区の大河原萌花(学法石川高1年)が10位に順位を上げた。4区は三科文(西郷一中3年)が区間4位の力走。アップダウンが続く5区は9位でたすきを受けた金沢佳子(東北福祉大1年、福島明成高卒)が順位を二つ落としたが、6区の長谷川莉子(学法石川高2年)と7区の矢内楓恋(日大東北高2年)が粘り、10位に。8区の田子明花莉(石川中2年)は区間2位の力走で再び9位に順位を上げた。8位静岡と1分14秒差でたすきを受けたアンカー9区の鈴木葵(ニトリ、福島明成高卒)は差を縮めたが、追い付けなかった。

 中学生コンビがチームけん引

 本県は順位を昨年の12位から三つ上げたが、5年ぶりの入賞にはわずかに届かなかった。

 4区の三科文(西郷一中3年)が区間4位、8区田子明花莉(石川中2年)が区間2位と中学生コンビが好走。3キロで初めて9分台をマークしたという田子は「(参加標準記録)を突破できず全中に出場できなかった悔しさを出せた」と強気の走りで結果を出した。一方の三科は、強風で思うようにタイムが伸びず「長い距離を走る感覚をもっと磨きたい」と満足した様子はない。

 「若いチームで不安もあったが、まだまだ強くなりそう」と主将の折笠有彩(しまむら、田村高卒)。来年こそは入賞を目指す。

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