【箱根駅伝・戦い終えて】福島県出身「5監督」...来年見据える
第96回東京箱根間往復大学駅伝最終日は3日、神奈川県箱根町から東京・大手町までの復路5区間、109.6キロで行われた。
上位校の実力が伯仲し、新興勢力も力を伸ばすなど「戦国駅伝」の情勢を呈した今年の箱根駅伝。福島県出身者が監督を務める5校のうち駒大、早大、東洋大の3校が10位以内に与えられるシード権を確保した一方、日大と国士舘大はシード権を逃した。
「力出し切った」 早大・相楽監督
1年生などの活躍で前回の総合12位を上回る総合7位に入った早大の相楽豊監督(安積高卒)は「厳しいレースだったが力を出し切った」と手応えを口にする一方、「シード権を取れたとはいえ、来年も混戦になると想定して準備したい」とさらに上を目指す考え。
「もう一度出直し」 駒大・大八木監督
「平成の常勝軍団」と呼ばれた駒大は往路から順位を上げることができず、令和初の箱根は総合8位に終わった。大八木弘明監督(会津工高卒)は「高速レースに対応できなかった。選手層の薄さが影響した。もう一度出直しだ」と次を見据えた。
「前を向きたい」 東洋大・酒井監督
優勝候補にも挙げられた東洋大は、復路11位から順位を一つ挙げ、なんとかシード圏内の総合10位に滑り込んだ。総合3位以内を逃すのは12年ぶりで、酒井俊幸監督(学法石川高卒)は「優勝争いに加われず残念。結果を重く受け止めて前を向きたい」と復活を誓った。
「来年こそ飛躍」 日大・武者監督
総合18位の日大・武者由幸監督(田村高卒)は「どんな状況でも力が発揮できる選手を育て、来年こそは飛躍したい」と語る。
「内容ある大会」 国士舘大・添田監督
総合19位の国士舘大の添田正美監督(岩瀬農高卒)は「たすきをつなげて走り切れ、内容のある大会だった」と話した。
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