ハーフマラソン初挑戦、43歳本紙記者...景色格別、完走目標は達成

 
完走、自己ベスト更新などさまざまな思いを胸に市街地を走るランナー

 21日初開催となったふくしまシティハーフマラソンに、同じくハーフマラソン初挑戦となる43歳の記者が挑んだ。

 新型コロナウイルス禍で体重が気になりだし、始めたジョギング歴は2年ほど。地元開催の初の大会と聞いて勢いでエントリーしたが、20キロなんて走ったこともない。さらに新年度の慌ただしさもあり、練習不足も明らかなまま当日を迎えた。

 会場に向かうシャトルバスは駐車場から10分おきに出発しており、会場入りはスムーズ。ゼッケンなどは事前に郵送で届き、荷物の預け入れなども初の大会とは思えないほど順調だった。記者は四つあるグループのうち、最後尾に位置するグループでのスタート。開会式で熱気が高まる中、号砲が鳴ると周囲の選手らからは大きな拍手が上がった。

 信夫ケ丘陸上競技場を出発し、福島駅前を通り福島トヨタクラウンアリーナを折り返すコース。完走を目指しマイペースを心がけたが、雰囲気もありどうしてもペースは上がってしまう。終盤は疲れから歩いてしまう場面があったりと練習不足を実感させられたが、沿道の市民やボランティアの声援による後押しや、車道の真ん中から見る福島の街並みは格別で、大会の魅力を味わうことができた。

 ただ気になった点も。スタート直後、コース中央に止まったオフィシャル車両がランナーの渋滞を招いていたり、紙コップが不足し手酌で水を飲まなければならない給水所があったりと改善点も多いように思った。

 気になる記者のタイムは2時間38分37秒。比較的優しい3時間の制限時間に助けられ、なんとか完走という目標だけは達成できた。(白坂俊和)



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