バドミントン・桃田「順調に目回復」 事故後初、公の場で会見

 
質問に笑顔を見せる桃田選手=6日午後、東京都・東京オペラシティタワー

 遠征先のマレーシアで交通事故に巻き込まれて負傷したバドミントン男子シングルスの桃田賢斗選手(25)=NTT東日本、富岡高卒=は6日、都内で会見し、「(目は)しっかり見えている」とけがから順調に回復していることを明かした上で、出場が確実となっている東京五輪へ向け「期待してくれる方や応援の声を聞き、金メダルを狙いたいと思った」と目標を宣言した。

 桃田選手が事故後、公の場で話すのは初めて。スーツ姿で会見に臨んだ桃田選手は、事故当時の状況や練習復帰後の感覚について答えた。桃田選手は帰国後の2月、代表合宿で練習を再開。しかし目の異常を訴え再検査で右目眼窩(がんか)底骨折が判明して手術に踏み切った。

 退院後は香川県の実家で2、3週間静養したという。「以前のようにプレーできるか分からない」と不安になる時もあったが、バドミントン教室を行った小学校の子どもたちや他競技のアスリートなどからたくさんの応援メッセージを受けたことが励みになったと語った。

 現在は全力でシャトルを打つなど強度のある動きは制限している状態で、今後の大会の出場予定も決まっていないという。「まだ試合に出られる状態には戻っていない。一つ一つ焦らず取り組んでいく」と冷静に語った。

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