母校・学石高監督「まさか日本新まで」 教え子の快挙たたえる
高校時代の恩師で母校・学法石川高陸上競技部監督の松田和宏さん(46)は「まさか日本新記録まで出すとは」と教え子の快挙を喜んだ。
相沢が在籍した当時のチームは「歴代で一番強かった」(松田さん)世代。同学年に阿部弘輝(現住友電工)、田母神一喜(現阿見アスリートクラブ)、1学年下に遠藤日向(現住友電工)らがいた。
その中で相沢はけがも多く、松田監督には自信なく走っているように見えたという。
しかし、東洋大に進学し次々と好成績を収める姿に精神的な成長が見て取れた。「長距離は気持ちが大事。気持ちの強さであそこまでできるということを証明した」と活躍に目を細めた。
長沼中時代の指導者水野武さん(56)は「ひょろっとして最初は練習についていけなかった」と当時を振り返る。しかし、すぐに頭角を現してきたことも覚えていて、「強くなりたいという思いが実を結んだ」と偉業をたたえた。