「聖火リレー開催願う」県民からも期待の声 新会長に橋本氏就任

 

 橋本聖子氏の東京五輪・パラリンピック組織委員会の新会長就任を受け、県内からも期待の声が上がる。

 日本スケート連盟会長を務めていた橋本氏と毎年顔を合わせていたという県スケート連盟の佐藤英寿会長(71)は「自分の意見をきちっと言える人」と評価。「与えられた立ち場でしっかりやってくれるはず」と期待する。2大会連続五輪出場の郡山市出身のプロスケーター本田武史さん(39)は「アスリートの気持ちも考え、熱く語る姿が印象的。7度出場の五輪経験を生かし、大会を成功へ導いてほしい」と話した。

 県内から始まる聖火リレーまでは残すところ1カ月余り。陸上元五輪代表で、聖火ランナーでもある矢吹町職員千葉麻美さん(35)は「五輪も、聖火リレーも無事に開催されることが一番。問題もあったが、過ぎたことなので、前だけ見て開催できるよう国民、選手一丸で力を合わせていきたい」と五輪、聖火リレーの開催を願う。

 また、大熊町からいわき市に避難する町行政区長会長の土屋繁男さん(72)は「大会延期に加え、会長人事を巡る問題で、復興五輪の理念はどこかに飛んでいってしまったような雰囲気だ」と話す。「もう一度、一からリスタートしてほしい」と注文を付けた。

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