二本松市とクウェート、五輪事前合宿で協定 7月に2週間程度

 
協定書に署名した三保市長(左)とサバーハ会長(右)

 二本松市は24日、復興「ありがとう」ホストタウン相手国のクウェートオリンピック委員会(KOC)と、東京五輪の事前合宿に関する協定を結んだ。開幕直前の7月に2週間程度、クレー射撃、陸上、水泳の同国代表選手を受け入れる。

 協定の主な内容は、同国選手のために、市が市総合射撃場やカントリーパークとうわ陸上競技場、東和中プールを提供すること。大会中にとどまらず、相互の友好関係を発展させるよう努めることも盛り込んだ。

 締結式は、ビデオ会議システム「Zoom(ズーム)」を使って市役所と現地を結んで実施。三保恵一市長とファハド・ナーセル・サバーハ会長が協定書と覚書に署名した。オンラインで丸川珠代五輪相、同国のハサン・モハメッド・ザマーン駐日大使が立ち会った。

 三保市長は「五輪本番で練習成果を発揮し、素晴らしい成績を収めることを期待する」と述べ、サバーハ会長は「五輪に向け美しい二本松でトレーニングする機会を与えてくれたことに感謝する」と語った。

 締結式に合わせ、川崎小児童らとサバーハ会長らとの交流事業も行われた。

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