あづま球場の観客数上限、内堀知事「早急に」 東京五輪

 

 内堀雅雄知事は23日、オンラインで開かれた組織委や競技開催自治体の連絡協議会に出席した。終了後に報道陣の取材に応じ、野球、ソフトボール競技が行われるあづま球場の観客数上限について「感染症や暑さ対策はもとより、県民に安全・安心を理解してもらうためにも非常に重要。事前の準備も念入りにできる」と述べ、早急に示すよう求めたことを明かした。県によると、チケットの再抽選について、組織委から具体的な販売数や観客上限数に関する通知などは来ていないという。県はあづま球場の五輪観客数である1万4300人の半分に当たる7150人以下が上限数に設定されていると想定。一般客とは別枠の、子どもたちを対象とした「学校連携観戦プログラム」の参加者数について、学校と最終調整を図っている。

 県は観客数に応じてJR福島駅などと球場を結ぶシャトルバスの手配や、球場出入り口での入退場の円滑化など新型コロナウイルス感染対策について調整する。県警と連携した会場周辺の交通規制や周辺住民への周知にも着手する方針。

 内堀知事は、会津若松市といわき市で開催予定となっている東京都主催のライブサイトについて「全体を総合的に勘案しながら対応していただけるものと考えている」とした。大会会場での飲酒禁止の決定については「大声で応援しないとか、直行直帰をしっかり守ってもらうことで、(国民や県民の)いくつかの懸念が和らいだ部分があったかと思う」と述べた。

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