「侍ジャパン」福島入り あづま球場で7月28日・ドミニカ戦
東京五輪で金メダルを目指す野球の日本は26日、初戦に臨むため福島市に入った。27日に競技会場となるあづま球場(福島市)で最終調整し、28日のドミニカ共和国戦に備える。オンライン取材で稲葉篤紀監督は「いよいよ大会が始まるな、という気持ちになった」と緊張感を漂わせた。
チームは強化合宿を行っていた仙台市から26日午後に福島入り。午後4時すぎ、JR福島駅西口に大型バスで到着すると、待ち構えていた多くのファンの声援が飛び交った。選手の足取りは軽く、引き締まった表情で宿舎に入った。
27日の公式練習は台風8号の影響でグラウンドで行えるかが不透明だ。稲葉監督は「雨のときはブルペンで打撃練習を行う。外野のフェンスや芝も確認したい」と述べた。ドミニカ共和国について「打撃と投手のバランスが取れており、どう攻略するか」と思案しつつ「応援してくれる人のため頑張りたい」と語った。
野球は6チームで争い、1次リーグA組は日本とメキシコ、ドミニカ共和国、B組は韓国、米国、イスラエル。1次リーグの順位を反映して敗者復活戦を含む変則の決勝トーナメントが行われる。決勝は8月7日。