五輪表彰台「受け継いで」 渡辺、東野ペアがふたば未来に寄贈

 
贈呈された表彰台と写真撮影に臨む(右から)小谷実可子アドバイザー、中島一葉さん、渡辺勇大選手、武井凛生さん、内堀雅雄知事、柳沼英樹校長

 東京五輪バドミントン混合ダブルスで銅メダルに輝いた渡辺勇大選手と東野有紗選手(ともに日本ユニシス、富岡高卒)の2人が立った表彰台が17日、母校の富岡高の流れを受け継ぐ広野町の中高一貫校「ふたば未来学園」に寄贈された。渡辺選手は同校で行われた贈呈式に出席し「表彰台を受け継いでもらうことに意義を感じる。実際に見て何かを感じ取ってほしい」と願った。

 大会組織委員会は東京五輪・パラリンピックでメダルを獲得した日本代表選手の出身校などに、五輪のレガシー(遺産)として表彰台を贈っている。渡辺、東野両選手がふたば未来学園中・高への贈呈を希望した。同校への寄贈は、県内の1校と県外の1校(いずれも非公表)に続き3校目。

 贈呈式で渡辺選手は中学、高校生518人に向け「レガシーには世代から世代へ受け継ぐという意味が込められている。友人やコーチとのつながりを大切に自分を信じて前に進んでほしい」とエールを送った。東野選手は体調不良のため欠席したが「表彰台を目にすることでより強い気持ちで切磋琢磨(せっさたくま)し、日本のバドミントンのレベルをさらに上げてくれることを願っている」とメッセージを寄せた。

 生徒を代表し、バドミントン部男子前主将の武井凛生(りき)さん(18)が「(五輪での活躍に)力をもらった。2028年のロサンゼルス五輪で金メダルを獲得するという夢を追い続ける」と渡辺選手に誓った。生徒会長の中島一葉(ひとは)さん(17)は「夢に向かって努力し続ける格好良さと夢を実現する美しさを目の当たりにし、希望になった」と感謝の言葉を述べた。

 表彰台は横3.6メートル、奥行き1.2メートル、高さ40センチ(金メダル部分)。校舎内で住民も出入りできる地域協働スペースに展示される。