トマトみそ鍋 (チーズフォンデュ風)

 

 身近な存在の調味料「みそ」は、使い方や素材によって料理のバリエーションを無限大に広げてくれる頼もしい存在。近年、その健康効果は世界的に注目を集め、がんや生活習慣病の予防、老化防止や美白効果もあるという研究結果も。みその健康効果やおいしさを引き出す料理の研究に取り組む橋本ヨシイ先生が、みその魅力満載のレシピを紹介します。

 【栄養価】エネルギー435キロカロリー、食塩相当量2.4グラム ※1人分の値
      ※餅1個、雑穀丸パン小1個を加え、汁まで全部食したとして計算

 ◆材料 <2人分>

・ジャガイモ.........大きめ1個(150グラム)
・ニンジン.........50グラム
・長ネギ.........50グラム
・ブロッコリー.........50グラム
・ロマネスコ.........50グラム
・カリフラワー.........50グラム
・ソーセージ.........4本(60グラム)
・ベーコン.........2枚(30グラム)
・チキンブイヨンまたはコンソメブイヨン.........400ミリリットル
・みそ.........大さじ1
・トマトピューレ.........大さじ4
・モッツァレラチーズ(細切りタイプ).........40グラム
*好みで雑穀パン、フランスパン、餅などを用意

 ◆作り方

(1)材料の下ごしらえをする。
 ・ジャガイモはよく洗って皮ごとラップに包み、電子レンジ(600W)で3分加熱する。熱いうちにキッチンペーパーなどを使って皮をむき、6~8つに切る。
 ・ニンジンは皮をむいて輪切り、または半月に切る。
 ・長ネギは2センチくらいの長さに切る。
 ・ブロッコリー、ロマネスコ、カリフラワーは食べやすい大きさの小房にする。
 ・ソーセージは切り込みを入れる。
  ベーコンは熱湯をかけて油抜きをして、3センチ幅くらいに切る。
 ・餅やパンは小さく切り、焼いて用意する。
(2)鍋にだし汁を入れて火にかけ、ニンジンなど火の通りにくい食材から入れて煮る。
   煮えたらみそとトマトピューレを加え、味を調えてから細切りのチーズを入れる。
(3)火を弱め、フォークなどを使って餅やパンにチーズと煮汁を絡ませながら食べる。
   ※チーズを加えると鍋の底が焦げやすいので、火加減に注意する。

 【ワンポイント】

 体の芯から冷えるこの時期は、心も体も温まる〝お鍋″がおすすめです。どんな具材が入っても、みそで調味すれば味がピタッと決まります。
 小鍋で作るチーズフォンデュ風の鍋は1~2人用におすすめです。ソーセージなど手間なし具材と身の回りにある野菜を入れれば風味もよく、栄養的に見てもパーフェクトです。冷蔵庫の整理も兼ねて、あれこれ加えて楽しく作ってみましょう。チーズを散らしてフォンデュ風にすれば、ワインのお供にもなりますよ。

 Profile【 料理監修・橋本ヨシイさん 】
 福島学院大・食物栄養学科講師。郡山市在住。管理栄養士。1989年から「ヘルシークッキング教室」主宰。みそ健康づくり委員会のみそ料理レシピの管理、監修を行っている。
 〔協力紹介〕全国味噌工業協同組合連合会による「みそ健康づくり委員会」。みその効用や知識、レシピ、全国のみそ屋mapなど、みそのことならおまかせ!

2022年1月号・Me&You「橋本ヨシイ先生監修・健康おいしいみそレシピ」より