豚肉のしゃぶしゃぶ、梅みそダレ

 

 身近な存在の調味料「みそ」は、使い方や素材によって料理のバリエーションを無限大に広げてくれる頼もしい存在。近年、その健康効果は世界的に注目を集め、がんや生活習慣病の予防、老化防止や美白効果もあるという研究結果も。みその健康効果やおいしさを引き出す料理の研究に取り組む橋本ヨシイ先生が、みその魅力満載のレシピを紹介します。

 【栄養価】エネルギー238キロカロリー、食塩相当量2.2グラム ※1人分の値

 ◆材料 <2人分>

・豚肉(しゃぶしゃぶ用).........100グラム
・キュウリ.........1本
・カイワレ菜.........1/2パック
・青シソ.........10枚(8枚はそのまま、2枚は千切り)
・ミニトマト.........4個
・ミョウガ.........1本

【梅みそダレ】
・麦みそ.........大さじ1
・梅肉.........10グラム
・梅酒.........大さじ2
・はちみつ.........小さじ1
・減塩しょうゆ.........2~3滴

 ◆作り方

(1)梅みそダレを作る。
   耐熱容器に梅酒を入れ、電子レンジで30秒ほど加熱してアルコールを飛ばす。
   ここに残りの調味料を加えて混ぜ、梅みそダレを作る。
(2)材料の下ごしらえをする。
   ・キュウリは斜め薄切りにして千切りにする。
   ・カイワレ菜は根元を切り落としてよく洗う。
   ・青シソは洗って2枚を千切りにする(残りは肉を巻いて食べる時に使う)。
   ・ミョウガは小口に切る。
(3)鍋にお湯を沸かし、沸騰したら弱火にして豚肉を茹で、水にとって冷ます。
(4)器に野菜と茹でた豚肉を盛り付け、薬味にミョウガ、青シソの千切りを添える。
   青シソで豚肉と野菜、薬味を巻き、梅みそダレをつけて食べる。

 【ワンポイント】

 暑さ真っ盛りのこの時期は脱水症対策のためにこまめな水分補給とミネラル、ビタミンの補給に心掛けましょう。特に暑くてたくさん汗をかいた日は、ナトリウムと有機酸の多い「梅みそダレ」がおすすめです。この「梅みそダレ」は多めに作って瓶などに保存すれば、蒸し鶏や冷奴にも合います。
 「豚肉のしゃぶしゃぶ、梅みそダレ」は豚肉で良質なたんぱく質とビタミンB類が、さらに夏野菜を添えることでビタミン、ミネラル、食物繊維が摂れます。豚肉を茹でたら水でさっと冷ますだけにして、長くさらさないようにすることが栄養を逃さず、おいしく食べるポイントです。

 Profile【 料理監修・橋本ヨシイさん 】
 郡山市で「ヘルシークッキング教室」主宰。管理栄養士。前・福島学院大客員講師。みそ健康づくり委員会のみそ料理レシピの管理、監修を行っている。
 〔協力紹介〕全国味噌工業協同組合連合会「みそ健康づくり委員会」。みその効用や知識、みそ料理のレシピ、全国のみそ屋mapなど、みそのことならおまかせ!

2022年8月号・Me&You「橋本ヨシイ先生監修・健康おいしいみそレシピ」より