サバのスパイシーみそトースト

 

 身近な存在の調味料「みそ」は、使い方や素材によって料理のバリエーションを無限大に広げてくれる頼もしい存在。近年、その健康効果は世界的に注目を集め、がんや生活習慣病の予防、老化防止や美白効果もあるという研究結果も。みその健康効果やおいしさを引き出す料理の研究に取り組む橋本ヨシイ先生が、みその魅力満載のレシピを紹介します。

 【栄養価】エネルギー288キロカロリー、食塩相当量1.9グラム ※1人分の値

 ◆材料 <2人分>

・雑穀パン(または食パン).........厚切り2枚
・サバ(水煮缶、レトルト).........60グラム
・スライスチーズ.........2枚
・ミニトマト(半分に切る).........2個
・青み(ディルまたはフェンネル).........少量
・粗びき黒コショウ.........少量

【A】
 マヨネーズ.........大さじ2
 みそ.........小さじ2
 玉ネギ(みじん切り).........10グラム
 ディルまたはフェンネル(みじん).........1枝分

 ◆作り方

(1)容器にサバを入れて粗くほぐし、(A)を混ぜる。
(2)パンに(1)をのせて広げ、粗びき黒コショウを振ってスライスチーズとミニトマトをのせる。
(3)オーブントースターでチーズが溶けるまで焼き、好みでハーブを飾る。

 【ワンポイント】

 サバの水煮以外に、サケやイワシ、ツナ、ホタテなど魚介の缶詰めやレトルトを使って手軽に作ってみましょう。時々は非常用として備えてある食材の見直し、ローリングストックの意味も兼ねて食材庫を整理し、おいしく変身させるのもおすすめです。
 マヨネーズとみそ、玉ネギの組み合わせにハーブをプラスすれば、さらに風味が良くなり、魚介系のうま味をより一層引き立ててくれます。ハーブはディルやフェンネル(和名:ウイキョウ)、ルッコラ、ミントなど魚介に合うハーブを使ってください。
 とても簡単で、しっかり栄養も摂れるので、忙しい人や休日のランチにもおすすめです。

 Profile【 料理監修・橋本ヨシイさん 】
 郡山市で「ヘルシークッキング教室」主宰。管理栄養士。前・福島学院大客員講師。みそ健康づくり委員会のみそ料理レシピの管理、監修を行っている。
 〔協力紹介〕全国味噌工業協同組合連合会「みそ健康づくり委員会」。みその効用や知識、みそ料理のレシピ、全国のみそ屋mapなど、みそのことならおまかせ!

2023年5月号・Me&You「橋本ヨシイ先生監修・健康おいしいみそレシピ」より