【6位】梁川で40度、観測史上最高 連日猛暑、農産物に影響

 
8月5日に気温が40度になった伊達市梁川町。道路には逃げ水が見られた

 今夏の日本列島は厳しい暑さとなった。県内でも猛暑日が続き、8月5日には伊達市梁川町で県内の観測史上としては最も高い40.0度を観測した。今夏、40度に到達したのは全国で初めてで、この日は全国で一番の暑さだった。

 県内では、2015年8月5日に伊達市梁川町で観測した39.7度が過去最高気温で、40度となったのは初めてだった。

 気象庁によると、8月5日は高気圧の中心が東側、台風6号が西側に位置することで日本列島に暖かい南風が入りやすかった。特に気温が上がった場所では、山を越えて熱を帯びた風が吹き下ろす「フェーン現象」の影響も加わった可能性があるという。伊達市梁川町や福島市は熱がこもりやすい盆地特有の環境のため、気温が上昇した可能性もあるとしている。

 連日の猛暑は県産農産物にも影響をもたらした。このうち県産米は、白く濁る「白未熟粒」などの高温障害が発生したほか、1等米の比率が低下するなど農家を悩ませた。