【9位】いわきFC、18位でJ2残留 後半戦、らしさ取り戻す

 
10月1日の第37節町田戦に勝利し、喜び合う田村監督と選手ら

 今季、サッカーJ2に初参戦したいわきFC。シーズン途中での監督交代など激動の1年だったが、最終成績は12勝11分け19敗の18位でJ2残留を果たした。

 昨季のJ3優勝の勢いそのままにJ2の舞台に乗り込んだものの、前半戦は苦戦。1―9の大敗を喫した第14節清水戦で最下位に転落すると、その後はJ3降格圏をさまよい、6月には折り返しを待たずして村主(すぐり)博正監督が解任された。

 ゼネラルマネジャー(GM)を務めていた田村雄三氏が監督に復帰すると「『いわきらしさ』を取り戻す」を合言葉に復調。7月には3勝2分け1敗の好成績を収め、MF岩渕弘人が月間MVP、田村監督が月間優秀監督賞に輝いた。

 10月の第37節では優勝した町田を3―2で破るなど、その後も順調に勝ち点を伸ばして残留を決めた。後半戦は8勝6分け7敗のリーグ8位と健闘した。

 オフには多くの主力がステップアップとなる移籍を決めた。若手育成に力を注ぐチームとして来季はさらなる育成力が求められる。