共産党県委員会、小野寺氏を支援 参院選福島選挙区巡り

 

 参院選福島選挙区(改選数1)を巡り、共産党県委員会は10日、無所属で立候補を予定している新人のフリーアナウンサー小野寺彰子氏(43)=立憲民主、社民、国民民主推薦=を支援する方針を明らかにした。

 県庁で記者会見した町田和史委員長は小野寺氏支援の理由として「立民などが推薦しており、政策的にも与党に相対する存在としてふさわしいと判断した」と述べた。その上で「参院選を『与党対県民党』と位置付け、より広い皆さんに支援を呼びかけていくと聞いている。その一翼を担う」と強調した。

 参院選を巡っては、共産は比例代表第1次候補として現職の岩渕友氏を公認している。町田氏は、小野寺氏支援の在り方について今後検討するとし「比例は10万票を目標として岩渕氏を再選させ、5議席獲得に全力を挙げる。選挙区は小野寺氏、比例は共産党と呼びかけていく」と語った。