星氏一歩リード、小野寺氏が追う 参院選、序盤の情勢

 

 新人5人による争いとなっている福島選挙区(改選数1)は、自民党公認の元県医師会副会長星北斗候補(58)=公明党推薦=が一歩リードし、事実上の野党統一候補で無所属のフリーアナウンサー小野寺彰子候補(43)=立憲民主党、国民民主党、社民党推薦=が懸命に追う展開となっている。

 自民は重点区の一つに位置付け、岸田文雄首相は福島市で第一声を上げた。星候補は組織戦を展開し、自民支持層の7割弱をまとめた。地盤の郡山地域でも手厚い支持を得る。

 小野寺候補は立民支持層の6割を固めたが、国民、社民などの支持層をつかみきれていない。女性の支持拡大が課題で、星候補を上回る無党派層への浸透に活路を求める。

 NHK党公認の元山形県米沢市議皆川真紀子候補(52)は苦戦している。このほか、政治団体「参政党」公認の会社社長窪山紗和子候補(47)、無所属の元養護教諭佐藤早苗候補(62)が立候補している。

 県内の政党支持率、自民41.2%立民16.6%

 県内の政党支持率は、自民41.2%、立民16.6%、共産5.7%、公明4.8%、維新4.3%、国民2.8%、れいわ2.3%、社民2.0%、N党0.5%で「支持政党はない」とした無党派層は15.1%だった。