参院選きょう投開票 福島選挙区、選管確定11日午前0時30分ごろ
第26回参院選は10日に投開票される。昨年10月に就任した岸田文雄首相(自民党総裁)の約9カ月間の政権運営に有権者の審判が下る。与野党は物価高や消費税減税、憲法を主な争点に攻防を繰り広げた。18日間の選挙期間最終盤の8日、自民の安倍晋三元首相が奈良市で凶弾に倒れて死去した。各党が遊説日程を一時中止する異例の展開となったが、最終日の9日は厳戒警備の中、党幹部らが各地で街頭演説を再開した。
福島選挙区(改選数1)には新人5人が立候補。NHK党公認の元山形県米沢市議皆川真紀子候補(52)、無所属のフリーアナウンサー小野寺彰子候補(43)=立憲民主党、国民民主党、社民党推薦、政治団体「参政党」公認の会社社長窪山紗和子候補(47)、無所属の元養護教諭佐藤早苗候補(62)の4人は街頭演説などを行い選挙戦を締めくくったが、自民党公認の元県医師会副会長星北斗候補(58)=公明党推薦=は安倍晋三元首相死去を踏まえ街頭演説を自粛、静かに打ち上げた。
星候補と小野寺候補による事実上の一騎打ちとなっている選挙戦。星候補は、地域医療の拡充や農業をはじめとするなりわいの担い手確保などの政策を中心に論戦を展開。小野寺候補は、物価高への対応や消費税の時限的引き下げなど生活者目線からの公約を訴えてきた。選管確定は11日午前0時半ごろの見通し。
比例代表には、自民党公認の元職岩城光英候補(72)=3期、いわき市、日本維新の会公認の元職山口和之候補(66)=1期、郡山市、いずれも共産党公認で現職の岩渕友候補(45)=1期、福島市、新人の元須賀川市議丸本由美子候補(59)=須賀川市=の本県在住4人が立候補している。
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