めいちゃんが金曜日に出された宿題は、お休みの日の絵日記でした。「えにっき、やりたくなーい。どこも行ってないし、きのうなんにもなかったし...」と、めいちゃんはちょっとうたたね。宿題を忘（わす）れた夢（ゆめ）をみて飛び起きためいちゃんは、自分の字にそっくりな字で、絵日記がいくつも書かれているのを見て、びっくり！　「めいちゃんがたべてるおかしがふってきた...」とか、「ふでばこでずっとねてました。いちどそとにでたとおもうけど...」とか、「めいちゃんといっぱいあそんだよ。おりぼんつけてもらって...」とか。一体だれが書いたのでしょうか。そして、めいちゃんは、ちゃんと宿題ができるのかな。

　特別お出かけしなくても、自分のまわりをよく見てワクワクドキドキすることを探（さが）してみよう。夏休み、絵日記で困（こま）っていたら、めいちゃんのことを思い出してね。楽しい挿絵（さしえ）がたくさんあるので、きっと一人で読むのが嬉（うれ）しくなりますよ。低学年から。

　※福島子どもの本をひろめる会が推薦する本を紹介しています