「Fukushima50」火野正平さん リレーメッセージ(2)

 
 ひの・しょうへい 東京都生まれ。ドラマ「少年探偵団」(1960年)などで子役として活躍。NHK大河ドラマ「国盗り物語」で人気を博した後、出演映画多数。2011年からNHKの番組で自転車に乗り全国を行脚、震災被災地をはじめ県内でも注目された。

 僕はほとんど防護服にマスク、ボンベを背負って走り回ってたからね、とにかくキツくて苦しかった。しんどかった~。撮影時、僕は69歳でしたよ。

 佐藤浩市さん、渡辺謙さんともご一緒させていただきました。お二人とも公私ともに長いお付き合い。特に浩市さんのことは若い頃から知ってるけど、久しぶりにお仕事の現場でお会いしたら、年取ったなあって思って。自分はもっと年取ってんだけどね...。

 番組のロケなどで全国を回った。雲仙も奥尻も山古志も阪神淡路も。人間って強いな。どこの場所も人たちも必ず復旧、復興してるし。ただ福島は時間がかかると思うけど...。震災から2年目にロケで福島に行ったとき、「頑張って!」って声を掛けられて。こっちが言わなきゃいけないのに。みんな明るいよね、大丈夫。

 この映画は、見る人たちがそれぞれ感じてくださればと思います。福島の人たちだけじゃなく、全国の人たちに見てもらいたいね。

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