佐藤浩市さん、火野正平さん登壇 大阪で「Fukushima50」試写会

 
撮影エピソードなどを語った主演の佐藤さん(右)と火野さん

 東京電力福島第1原発事故直後の現場で対応に当たった作業員らの姿を描いた映画「Fukushima50」(フクシマフィフティ)の試写会が10日、大阪市の映画館で開かれた。

 現場を指揮する当直長を演じた主演の佐藤浩市さんと、対応に奔走する現場作業員役の火野正平さんが舞台あいさつし、撮影のエピソードなどを披露した。

◆「関西の方も感じるものある」

 佐藤さんは「原発事故のリアルなシーンもあり、福島での試写会は正直怖かった。でも見てもらうことで明日につながる映画だと思う。阪神大震災を経験した関西の方にとっても、最後まで見てもらえれば何か感じるものがあると思う」と語った。

 火野さんは「正直、最初はこんな映画を作って良いのかという思いがあった。でも今では、現場で奮闘した作業員たちが逃げられないなら闘うという気持ちだったと思える。とにかくたくさんの人に見てもらいたい」と話した。