女子モーグル星野「幸せな経験」 北京五輪13位、第一線退く意向

 
【女子モーグル決勝1回目】コブを攻める星野純子=張家口(共同)

 6日の北京冬季五輪フリースタイルスキー女子モーグルで13位となった星野純子(リステル、猪苗代町)はレース後、競技の第一線を退く考えを示し「幸せな経験をさせてもらえた」と万感の思いをあふれさせた。

 2大会ぶりにたどり着いた五輪は初の決勝に進出。決勝1本目でわずか0.41ポイント及ばずに2回目には進めなかったが、星野は「協力してくれたみんなにお礼を伝えたい」と大粒の涙をこぼした。

 同世代の選手が先に引退しても、若手が台頭してきても、日本代表であること、何より「五輪」にこだわり続けてきた。

 最後の五輪を終え、モーグルを選んだ自分へメッセージを求められると、迷わずに「モーグルはほんとに楽しくて幸せをもらえるもの。選んで正解だったね」と口にした。(中国・張家口=本社報道部・折笠善昭)

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