【夏の福島大会総評】ノーシード「快進撃」 いわき勢「躍進」

 

 78チーム(83校)が出場した夏の福島大会は、優勝候補筆頭だった第1シード聖光学院の12連覇で幕を閉じた。

 いわきグリーンスタジアム(いわき市)をメイン球場に5球場で計77試合が行われ、11日間の日程は雨天順延もなく日程通り消化された。記録では、本塁打は決勝の2本を合わせて計22本で、昨年より8本多かった。投手では、原町の鈴木崇史(3年)が2回戦のいわき総合戦でノーヒットノーランを達成。只見の松本陵汰(同)も塙工戦で七回参考記録ながらノーヒットノーランを成し遂げた。日大東北は会津北嶺との2回戦で、夏の福島大会最多の1試合39得点を挙げた。

 今大会で目立ったのはノーシード校の快進撃といわき勢の躍進。8強入りを支部別に見ると、いわきが4校(いわき海星、湯本、平工、いわき光洋)、県北3校(聖光学院、福島商、福島)、県南1校(光南)で、このうちノーシードはいわき海星、平工、福島の3校だった。特に、いわき海星は部員数25人ながら堅い守備とエース岩崎智弥(3年)の好投で、初の4強進出。準決勝の聖光学院戦でも接戦を演じた。(高校野球取材班)

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