『本番モード』切り替え!高校球児や監督 代替大会日程決まる

 

 県高野連は12日、夏の甲子園大会の代替大会について、公式戦の「福島2020夏季高校野球大会」として7月18日に開幕し、8月7日までの10日間にわたって開催すると発表した。

 県内の高校球児が活躍する舞台が整い、監督や選手は気持ちを本番モードに切り替えた。昨年秋の県大会で優勝し、第1シードで大会に臨む学法福島高の藤森孝広監督(42)は「中止が決まり一度は夢が消えた。この夏のチャンピオンが取れたら選手たちの夢もかなう。特別な大会となる」と意気込んだ。

 大会後、選抜大会の代表校として甲子園での交流試合に臨むことになる第2シード磐城高。岩間涼星主将(3年)は「県の大会で頂点に立ち、その勢いのまま甲子園に臨みたい」と語った。

 感染防止対策として余裕のある大会日程となったことから、日大東北高の宗像忠典監督(58)は「投手の調整は難しいが、選手にとっては次の試合まで時間があり練習ができる」と話し照準を合わせた。

 3年生にとっては集大成の大会となるだけに、宗像監督は「3年生を中心に充実した表情で野球を楽しんでいる。最高のプレーをさせて、この仲間で良かったと思ってもらいたい」と感謝した。

 聖光学院高の斎藤智也監督(57)は「家族の観戦を検討してくれたことは、とてもありがたい。今後の収束状況に応じて家族の観戦を無制限にするなど柔軟な対応を期待している」と話した。

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