【夏の高校野球展望】春制した聖光学院V14へ「激戦ブロック」

 

 3年ぶりに春を制した聖光学院が、最長記録に並ぶ14年連続の全国大会出場の偉業達成を狙う。春4強のうち3校を占めた強豪私学が対抗馬になりそうだが、公立校の下克上にも期待が懸かる。

 第1シード東日大昌平と第8シード日大東北のブロックは実績ある両校が軸。初戦で東日大昌平と対戦するふたば未来は、あなどれない存在だ。選手宣誓を引き当てた福島高専も注目だ。聖光学院と第7シード光南のブロックは激戦が予想される。いわき光洋や湯本、会津は春の大会を辞退しており、公式戦の実力は未知数。会津工は18年ぶりに春8強に入り、勢いがある。

 学法石川と相馬東のブロックは学法石川が戦力で抜きんでている。春の県中支部予選を制した田村や好投手を擁する安積、総合力が高い白河はノーシードから上位を狙う。第4シード福島商と第5シード磐城の両伝統校は同じブロックに入った。打倒私学の大本命で春には接戦を演じている。投手の出来が上位進出の鍵を握る。相馬や学法福島も底力がある。

 2年ぶり開催となる今大会は観客を入れて開催される。声を出す応援はできないが楽器の持ち込みなど「いつもの夏」の風景に一歩近づいた。観客が入った球場で普段通りの力を出せるか。一つ一つのプレーの精度が勝敗に直結することもありそうだ。

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