聖光アルプス200人、選手後押し 夏の甲子園、初戦突破に歓喜
第104回全国高校野球選手権大会は第4日の9日、兵庫県の甲子園球場で1回戦に本県代表の聖光学院が出場した。聖光学院の三塁側アルプススタンドからは、生徒や保護者ら約200人がナインにエールを送った。
先発した小林剛介(3年)の母智子さん(54)は「ここまでみんなを信じて粘り強く頑張ってきた。夏の甲子園に立てたことに感動している」とたたえた。
スタンドにはOBの姿もあり、5年ぶりの初戦突破の喜びを部員らと分かち合った。
2019年の夏の甲子園にエースとして出場した須藤翔さん(21)=東北学院大3年=は「自分たちは初戦敗退だった。記録を超えられたことは悔しいが、まず1勝を届けてくれたことはうれしい」と笑みを浮かべた。
留守部隊もエール
伊達市の聖光学院高には運動部の生徒や教員ら約100人が視聴覚室などの教室で熱戦を見守った。「必勝 聖光」と書かれた応援グッズを握り、大型スクリーンに映るナインにエールを送った。
赤堀颯主将らとクラスメートという遠藤愛花さん(3年)は「朝練や休み時間に素振りをするなど、こつこつ努力する姿を見てきた。次の試合も頑張ってほしい」と勝利を喜んだ。