聖光、初戦へ守備重点 甲子園あす共栄学園戦

 
投内連係に臨む安斎(右)

 第105回全国高校野球選手権記念大会(6日開幕・甲子園球場)に本県代表として出場する聖光学院は、組み合わせ抽選会から一夜明けた4日、兵庫県尼崎市のグラウンドで守備練習を中心に行った。

 投手陣は投内連係に臨んだほか、シート打撃に登板して実戦感覚を養った。エース安斎叶(きょうご)(3年)は「充実した練習ができている。シート打撃ではストライク先行の投球を意識した」と話した。大阪入り後はブルペンなどで調整を続けている安斎。「気迫ある投球をしたい」と初戦に向けて意気込みを示した。

 野手陣もノックなどで実戦に向け動きを確認した。中堅手三好元気(同)は「正面のライナーの捕り方を課題にしている。試合までの期間を大切にしたい」と表情を引き締めた。

 初戦は大会初日の1回戦第2試合で共栄学園(東東京)と対戦する。午後1時5分開始予定。 

 関西県人会が激励

 関西県人会は4日、聖光学院が宿泊する大阪市内のホテルで激励会を開き、ナインの健闘を祈った。

 新型コロナウイルスの影響で4年ぶりの開催。関西、東海両県人会の会員ら約20人が出席した。関西県人会の佐藤賢夫副会長が「胸を張って、自信を持って試合に臨んでほしい」とあいさつ。関西、東海両県人会と、福島民友新聞社などの新聞社が激励金を贈った。

 聖光学院の斎藤智也監督が「選手たちは結果だけでなく、人としても『日本一』になることを目指して戦う」と意気込みを語り、ベンチ入りする選手一人一人のプレースタイルや性格などを紹介した。

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