聖光学院、初戦快勝 夏の甲子園、東東京・共栄学園に9-3

 
【共栄学園―聖光学院】5回裏聖光学院2死一、二塁、松尾が右前に適時打を放つ。捕手菊池=甲子園
1回戦
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3
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5
6
7
8
9
共栄学園
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0
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0
0
3
0
0
3
聖光学院
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2
4
1
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2
0
9

 第105回全国高校野球選手権記念大会は6日、兵庫県西宮市の甲子園球場で開幕し、1回戦3試合が行われた。本県代表で2年連続18度目の出場の聖光学院は第2試合に登場、9―3で春夏通じて初出場の共栄学園(東東京)に快勝した。聖光学院は昨夏、県勢51年ぶりの4強入りを果たしており、2年連続の初戦突破となった。

 聖光学院は16安打と打線がつながり、9盗塁と四つの犠打飛を記録するなど機動力や小技も生かしながら着実に得点を積み重ねた。4回1死二、三塁から松尾学武(がくむ)(3年)のスクイズが内野安打となり、続く片山孝(同)が犠飛を放って2点を先制した。5回に松尾と片山の連続適時打など集中打で4点を追加。その後も盗塁を絡めて6回に1点、8回には2点を奪った。

 守備も無失策で隙を見せなかった。投手陣は2桁の背番号を付ける3人が継投し、左腕の先発小室朱生(しゅう)(同)は6回途中まで投げて無失点。6点リードの最終回に2死満塁のピンチを迎えたが、3番手の高野結羽(ゆう)(2年)が踏ん張った。

 県勢の夏の甲子園の通算成績は、聖光学院の勝利で40勝(60敗)に到達した。

 次戦は12日・仙台育英戦

 聖光学院は大会第7日の12日に行われる2回戦第4試合(午後3時45分開始予定)で昨夏に東北勢初優勝を飾った仙台育英(宮城)と対戦する。県勢と宮城県勢の対戦は2度目。昨夏は準決勝で史上初の東北勢対決となり、聖光学院が4―18で仙台育英に敗れた。

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