アルプス900人、聖光学院ナイン後押し 夏の甲子園、熱く声援

 
三塁側アルプススタンドから声援を送った応援団

 聖光学院の三塁側アルプススタンドには学校を前夜出発した部員やブラスバンド部員、在校生、保護者ら約900人が集まり、黄色のメガホンを打ち鳴らしてナインに声援を送った。

 得点を重ねるたびにスタンドは沸き立ち、互いに肩を組んで応援した。先発した小室朱生(しゅう)(3年)の兄でOBの歩夢さん(20)は「粘り強く投げていて格好良かった。次も厳しい試合になると思うが、最後までやり切ってほしい」と弟の好投を期待した。松尾学武(同)の母豊美さん(48)は大阪府から親類と応援に駆け付け「大舞台で活躍する息子の姿を見ることができてうれしい」と声を弾ませた。

 留守番部隊も声援

 伊達市の聖光学院高には生徒や教職員らが集まり、視聴覚室などで熱戦を見守った。「必勝 聖光」と書かれた応援グッズを握り、大型スクリーンやテレビに映るナインのプレーに声援を送った。

 生徒会の今野夏緒里さん(1年)は「9回表の共栄学園の攻撃は勢いがすごかったけれど、無事に初戦突破できて良かった。これからも強豪校との戦いが続くが、(4強入りした)昨年のように選手たちには活躍してほしい」と声を弾ませた。

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