女子・若松一は粘りの21位 全国中学駅伝、双子ランナーが躍動

 
1区小島さくらからたすきを受ける2区小島彩乃(左)

 駅伝の第26回全国中学校大会は16日、滋賀県野洲市の希望が丘文化公園で開かれた。県勢は、女子(5区間12キロ)で4年ぶり4度目の出場の若松一が43分13秒で21位だった。

 若松一3年の双子のランナー、小島さくらと彩乃が全国の舞台で躍動した。1区の姉さくらが先頭集団に付けて8位でリレーすると、2区の妹彩乃は区間5位の力走。2人は「満点の走りができた」と口をそろえた。

 姉妹のたすきリレーは約2年ぶりだが、「彩乃なら前の走者を抜かしてくれる」「さくらのたすきを上位へ持って行く」と2人は気持ちを通わせた。

 小学校で、さくらは陸上に打ち込み、彩乃は合奏部に所属した。若松一への進学を機に、元々走ることが好きだったという彩乃も、さくらの背中を追うように陸上部に入った。

 その後、長距離が得意なさくらは1区と5区の3キロ区間を、中距離が得意な彩乃は2~4区の2キロ区間を務めるようになった。さくらは「2キロ区間で順位を上げてくる」、彩乃は「長距離を走る体力がすごい」と話すように、互いを認め合う関係だ。

 2人は卒業後も同じ高校で全国を目標に陸上を続けるつもりだ。さくらは「1500、3000メートルで強くなる」、彩乃は「800メートルを極める」とそれぞれの舞台で走力を磨く。全国での活躍を目指す2人の挑戦は続く。

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