エースが区間賞!相沢晃、松山和希 全国都道府県対抗男子駅伝

 
優秀選手賞や区間賞のトロフィーを手に、健闘をたたえ合う相沢(右)と松山=19日午後、広島市

 本県チームのエース2人が区間賞の走りで巻き返し、前回王者の意地を見せた。広島市で19日に行われた全国都道府県対抗男子駅伝競走大会。本県は14位となり連覇を逃したが、アンカーの相沢晃(東洋大4年、学法石川高卒)が7区で12人抜き、高校生区間の5区で松山和希(学法石川高3年)が14人抜きと快走した。相沢は区間記録まであと1秒に迫り、松山は区間記録タイの好記録だった。2人は春から実業団や大学に進み、次の舞台で「駅伝王国福島」をアピールする。

 2人は学法石川高の先輩と後輩。レース後、優秀選手賞と区間賞のトロフィーを手に、互いの健闘をたたえ合った。

 アンカーは2年連続で相沢だった。たすきをもらった時点で順位は26位。入賞が厳しい状況でも「前を追うことしか考えていなかった」。エースのプライドが背中を押した。昨年は胸の「福島」の文字をアピールしてフィニッシュしたが、今年はスピードを緩めず飛び込んだ。学生最強と称される相沢は中間地点を昨年より10秒以上速いペースで通過。後半はペースが落ちたが、目標とする東洋大の先輩、設楽悠太(埼玉)らを上回るタイムでフィニッシュした。レース後、相沢の周りには恩師である学法石川高監督の松田和宏さん(45)と東洋大監督の酒井俊幸さん(43)が駆け付け、走りをねぎらった。

 相沢は今後、実業団の旭化成に入社し、1万メートルで東京五輪出場を狙う。4年後のパリ五輪ではマラソンでの出場を目指す。「高校、大学で指導してくれた先生たちに感謝し、実業団でも教えてもらったことを忘れず、力をつけていけたら」と決意を新たにした。

 5区で14人抜きの快走を見せ、区間賞を獲得した松山。41位からの怒とうの追い上げで、高校区間で初の個人タイトルを獲得した。全国トップレベルの力を高校最後の駅伝で証明した。昨年12月の全国高校駅伝1区で2秒差で競り負けた千葉の佐藤一世(八千代松陰高)を上回る価値ある区間賞だった。

 松山は相沢を追うように東洋大に進む。「相沢先輩のように絶対的なエースになり、1年生から箱根駅伝で活躍したい」。憧れの先輩から刺激をもらい、目標がはっきりした。相沢は後輩に対し、「自分がいなくなった(本県)チームを背負うぐらいの気持ちでやってくれたら」とエールを送った。

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