東日本女子駅伝、福島県5位 6大会ぶり入賞、群馬が4度目V

 
5位でフィニッシュする本県アンカーの鈴木=福島市・信夫ケ丘競技場

 第36回東日本女子駅伝競走大会は14日、福島市の信夫ケ丘競技場を発着点に9区間42.195キロで開かれた。本県は2時間19分34秒で5位に入り、2014年の第30回大会以来6大会ぶりに入賞を果たした。群馬が2時間17分10秒で6大会ぶり4度目の優勝。

 昨年は新型コロナウイルスの影響で中止となり、2年ぶりの開催となった。福島は、1区の石井寿美(ヤマダホールディングス、学法石川高卒)が6位でたすきをつなぎ、流れをつくった。2区の大河原萌花(学法石川高3年)が順位を二つ落とし、上り坂が続く3区で佐藤瑠香(同2年)が順位を一つ上げて巻き返した。続く4区湯田和未(若松一中2年)は、4人をかわす区間2位の快走で3位に立った。5区の小島彩乃(学法石川高3年)で5位に落ちたものの、6区岩崎麻知子(同2年)、7区田子明花莉(同1年)、8区木戸望乃実(石川中2年)が粘りの走りで順位を維持。最終9区の鈴木葵(ニトリ、福島明成高卒)も粘って5位でフィニッシュした。

 若さ躍動、湯田4人抜き

 2大会連続でアンカーを務めた鈴木葵(ニトリ、福島明成高卒)が5位でフィニッシュすると、目標だった6大会ぶりの入賞に、選手らは歓喜の輪をつくった。

 9人中7人が中高生の若手中心のチーム。4区湯田和未(若松一中)はトップと52秒差の7位でたすきを受けると、すぐさま前を行く神奈川を捉え、東京、宮城、長野と4チームを抜いた。湯田は「目標の区間賞には届かなかった」と悔しがったが、区間2位の走りでチームを勢い付けた。

 最終9区の鈴木は、入賞圏内の5位で受けたたすきを死守した。

 後半の苦しい場面では沿道から送られる拍手に力をもらったといい、「地元福島のために貢献したかった」と喜びもひとしおだった。

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