「野馬追の里健康マラソン」2年ぶり号砲 南相馬駆ける2500人

 
2年ぶりの開催でランナーらが健脚を競った野馬追の里健康マラソン大会

 第34回野馬追の里健康マラソン大会・第16回ウオーキング大会は5日、南相馬市原町区の雲雀ケ原陸上競技場とその周辺で繰り広げられた。昨年は新型コロナウイルスの感染拡大に伴いオンラインで開催したため、2年ぶりの通常開催となった。大会には県内外から約2500人のランナーとウオーキング愛好者がエントリーし、師走の南相馬路をさっそうと駆け抜けた。

 大会は実行委員会の主催、福島民友新聞社と南相馬市、市教委の共催。ハーフ、10キロ、5キロ、3キロなどマラソン35部門と10キロ、5キロ、3キロのウオーキング3部門の計38部門で行われた。

 ハーフ一般男子39歳以下は林尚範選手(MAX PJT)が1時間10分28秒、ハーフ一般女子フリーは高橋雅子選手(茨城県)が1時間32分31秒で優勝した。

 特別招待選手として、シドニー、アテネ両五輪トライアスロン日本代表として活躍した南相馬市出身の西内洋行さん(team NSI、原町高卒)らが出場した。

 西内「声援が力に」

 「2年ぶりの開催。例年とコースも変わっており、新鮮な気持ちでコースを走れた」。特別招待選手として参加した南相馬市出身の西内洋行(team NSI)は声を弾ませた。

 西内にとっては小学6年の時に開かれた第1回大会で優勝した思い入れがある大会だ。「新型コロナウイルスの影響で中止や延期が相次ぐ中、無事開催することができて良かった」と話した西内。走り慣れた地元のコースを走り「きついと感じたが、沿道からの声援が力になった。また来年も参加したい」と意欲を燃やした。

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