学石男子8位、2年連続入賞 全国高校駅伝、女子は10位

 
(写真上)8位でゴールする学法石川男子のアンカー野口=25日午後2時35分、京都市・たけびしスタジアム京都(写真下)レース後、仲間から祝福を受ける高橋(左から2人目)=25日午後、京都市

 男子第73回・女子第34回全国高校駅伝競走大会は25日、京都市のたけびしスタジアム京都を発着点に男子7区間42.195キロ、女子5区間21.0975キロで行われた。本県代表で男女とも出場した学法石川は男子が2時間4分46秒で8位に入賞した。入賞は昨年の8位に続き2年連続。女子は1時間10分4秒で10位だった。

 男子の6区では学法石川の高橋康之介(3年)が区間賞を獲得した。

 「まさか取れるとは」6区高橋、区間賞

 25日に京都市で開かれた全国高校駅伝競走大会で8位入賞を果たした学法石川男子。6区の高橋康之介(3年、喜多方二中出身)は初めて走った都大路で区間賞を獲得してチームに貢献し「3年間の練習を信じて走った。やってきたことは間違っていなかった」と充実した表情を見せた。昨年もメンバー入りしたが、当日は補欠に回り「今年は絶対に結果を残す」と意気込んで臨んだ舞台だった。

 9位でたすきを受け取ると、上り坂で向かい風だった前半はペースを無理に上げず、下り坂になり、風もなくなった後半で一気に加速。入賞圏内へと順位を一つ押し上げた。

 「きつい練習を一つ一つしっかりこなしてきたことが自信になった」と振り返る。レース後には「おまえのおかげだ」と仲間にもみくちゃにされ、笑顔がはじけた。

 中学時代は100メートルや400メートルの短距離の選手。同郷の清野太雅(東洋大4年)に憧れ、箱根駅伝に出ることを夢見て学法石川の門をたたいた。2年生の途中までは800メートルの選手で、徐々に距離を延ばしていった。松田和宏監督は「短距離をやっていた分、スピードがあって、持久力もつけたオールラウンダー。性格も粘り強い」と評する。

 ただ、1年生の頃からけがが多く、今年の全国高校総体も支部予選直前にけがをして欠場。今大会が初めての全国大会出場だった。高橋は区間賞のトロフィーを手に「まさか区間賞を取れるとは。自信がついた」と振り返った。

 卒業後は憧れの選手が活躍する東洋大に進学する。「駅伝はもちろん、1万メートルやハーフマラソンなどの長い距離に挑戦したい」。高校最後のレースで得た自信を胸に、次のステージに進む。(国井貴宏)

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