武器は若い世代 都道府県駅伝結団式、男女とも中学生区間が鍵か

 
大会での活躍を誓う男女の本県選手団

 全国都道府県対抗駅伝競走大会に出場する本県選手団の結団式が8日、Jヴィレッジで行われ、選手たちが士気を高めた。女子は15日に京都市、3年ぶりの開催となる男子は22日に広島市などで行われる。

 福島陸上競技協会の鈴木浩一会長が「どのように練習し、どのような結果を残したいのか目標をしっかりと持って、最高のレベルでスタートラインに立ってほしい」とあいさつした。県駅伝後援会が激励金を贈り、男子の安西秀幸監督が「前回大会より良い結果を残せるよう、選手団一丸となって頑張りたい」と謝辞を述べた。選手を代表して男子の松山和希(東洋大3年、学法石川高卒)が「チームで一致団結して良い結果を県民の皆さんに報告できるよう努力していく」と抱負を語った。

 今井はけが、山口加わる

 男子は主将の今井正人(トヨタ自動車九州、原町高卒)がけがのためメンバーを外れ、新たに山口智規(早大1年、学法石川高卒)が加わった。主将は高槻芳照(東農大3年、学法石川高卒)が務める。

 男子展望(22日)

 連覇を狙った前回大会(2020年)は14位と悔しさが残った。今大会は、昨年のとちぎ国体で自身の日本中学記録を更新した増子陽太(鏡石中3年)を軸に2度目の優勝を目指す。

 スタートから上位につけてレースを進め、力のある中学生区間を生かせるかが鍵を握る。昨年の全日本中学陸上競技選手権大会1500メートルで入賞した栗村凌(若松四中3年)や青島大陸(りく)(福島三中3年)、全国高校駅伝で2年連続8位入賞を果たした学法石川高勢は実力十分。安定感のある主将の高槻芳照(東農大3年、学法石川高卒)ら大学生勢にも期待がかかる。

 女子展望(15日)

 2年連続での入賞を狙う今大会も若い世代の走りが武器。昨年の全国中学校駅伝で最終5区を走り、14人抜きで区間賞を獲得した湯田和未(なごみ)(若松一中3年)や昨年の東日本女子駅伝で4区3位の木戸望乃実(ののみ)(石川中3年)、8区4位の丹野星愛(せな)(大鳥中2年)の走りに注目が集まる。

 スタートから好位置をキープし、2区以降につなぎたい。全国高校駅伝10位の学法石川高勢やふるさと選手で主将の渡辺唯(しまむら、田村高卒)、同じくふるさと選手の鈴木葵(ニトリ、福島明成高卒)らの安定感のある走りで上位を目指す。

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