男子総合は佐藤(山形)が初優勝 伊達ももの里マラソン

【10キロ男子】男子総合優勝を果たした佐藤真二(山形県南陽市役所)
福島県伊達市で3日に開かれた「第61回伊達ももの里マラソン大会」。ウオークを含む1~10キロの29部門で市民ランナーが健脚を競った。
不調でも胸張る走り
4年ぶりに町内に響いた声援を受けながら、勢いよくフィニッシュラインを駆け抜けた。佐藤真二(山形県南陽市役所)は久しぶりの出場で初優勝を飾り、「狙っていたので、とてもうれしい」と喜びを爆発させた。
コンディションに不安を抱えながら大会に臨んでいた。ここ最近、貧血などの影響で十分な練習ができず、8月下旬には岩手県北上市で開かれた東北総体の陸上1万メートルに出場したが、納得のいく結果を残すことができなかった。
そんな佐藤の力になったのはゲストランナーの椎野修羅(しゅら)(富士通陸上競技部)だった。共に走り、「ここはきついところなので頑張りましょう」など、要所要所で声をかけられた。佐藤は椎野の安定したフォームを手本としながら、1キロ当たり約3分10秒のペースで走り抜いた。「自己ベストからは遠いが、現在のコンディションとしてはベストの走りだった」と胸を張る。
次は山形市で来月開かれるハーフマラソンに出場する。「これから走り込んで、ハーフを走れるだけの体力をつけたい」。伊達路で見つけた課題や収穫を胸に、次のレースも納得のいく走りをするつもりだ。(渡辺久男)
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