聖火リレー彩ったサルビア、須賀川各校に 円谷幸吉の顕彰団体贈る

 
聖火リレーのコースを彩ったサルビアの鉢植えを永瀬校長に手渡す安藤会長(右)

 須賀川市出身の1964年東京五輪マラソン銅メダリスト円谷幸吉の顕彰に努める「円谷幸吉・レガシーサルビアの会」は3日、同市の学校29校に、3月の聖火リレーで市内のコースを彩ったサルビア計783鉢を贈った。安藤喜勝会長(71)は「真っ赤なサルビアを通じて円谷幸吉の偉業を伝えたい」と話す。

 同会は、64年大会の聖火リレーで市内を盛り上げた「サルビアの道」復活に向け、今回のリレーに合わせてサルビア約3千株を準備した。リレーで実際に使われたサルビアを身近に感じてもらおうと、市内の小、中学校と義務教育学校、高校に27鉢ずつ寄贈した。

 このうち、円谷の出身校の須賀川一小には安藤会長が訪問し、永瀬功一校長に鉢植えを手渡した。安藤会長は「花を見て、メダルを取った先輩を思ってもらえるとうれしい」と話し、永瀬校長は「子どもたちが偉大な選手に触れるきっかけになる」と感謝した。

 同会は今後も、東京五輪の陸上男子1万メートル代表に内定した同市出身の相沢晃選手(学法石川高卒、旭化成)の応援ムードを高めるため、大会に向けて市内をサルビアで彩る取り組みを計画している。

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