福島市、「PV」中止決定 東京五輪、ステージや飲食ブースも

 

 東京五輪野球・ソフトボール競技の開催地である福島市は25日、競技期間中にJR福島駅周辺で実施予定だったパブリックビューイング(PV)などの各種イベントを中止すると発表した。木幡浩市長は「感染症対策を総合的に勘案し、現状では復興五輪の発信が難しいため見直す」とした。

 21日に組織委員会などが発表した開催方針の中で、人の流れを抑えるためPVの中止や規模縮小の検討、観客の行き帰りの「直行直帰」などが示された。市は方針を受けて再検討し、PVやステージイベント、飲食ブース、農産物PR、ホストタウンフェスティバルなどの中止を決めた。

 一方、駅周辺で競技開催の周知看板や、市民らが制作したアートフェンスは設置する。駅西口にある大型マルチビジョンで競技の放映などを実施するか検討している。木幡市長は「五輪のレガシー(遺産)形成を重視しており、コロナ収束後は福島に人が来るように努力したい」と話した。

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