陸上・相沢「五輪入賞目指す」 須賀川で壮行会、君原さんら激励

 
オンラインで「自己ベスト更新を目指す」と決意表明した相沢選手

 須賀川市は4日、東京五輪陸上男子1万メートル代表で同市出身の相沢晃選手(23)=学法石川高卒、旭化成=のオンライン壮行会を同市で開いた。相沢選手は「自己ベスト更新と入賞を目指す」と決意表明した。

 五輪開幕を前に地元から応援を届けようと、北海道で合宿中の相沢選手と会場をオンラインで結んだ。相沢選手は「復興五輪」として開かれる大会に向け「新型コロナウイルス禍が続くが、復興へ元気を届けられる走りをしたい」と強調。「(合宿先が)東京と比べて涼しく、順調に調整できている。レース後は(出身の)長沼に凱旋(がいせん)したい」と意気込んだ。

 相沢選手が所属した地元スポーツ少年団「円谷ランナーズ」の団員や地元の長沼商工会が組織した「相沢晃選手応援団」、メキシコ五輪銀メダリストの君原健二さんらが「重圧に負けず、最高の結果を目指してほしい」と激励した。

 壮行会は、1964年東京五輪マラソン銅メダリストの円谷幸吉(須賀川市出身)らの顕彰事業に合わせて企画。顕彰事業では君原さんがトークショーに臨み「幸吉さんはとにかく真面目。努力でメダルをつかんだ」と語った。「福島には長距離走の良い選手が多い。幸吉さんのレガシー(遺産)が息づいている」とも述べ、本県選手の活躍に期待を寄せた。

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