相沢「粘ってラスト勝負」 母校の学法石川高で壮行会

 
「入賞を目指す」と抱負を語った相沢

 学法石川高は9日、東京五輪陸上男子1万メートル代表で同校卒の相沢晃(旭化成)のオンライン壮行会を開いた。相沢は、後輩たちからエールを受け「しっかり粘り、学石で取り組んだスピードを生かしてラスト勝負で入賞したい」と抱負を語った。

 壮行会は、東京にいる相沢と同校の各クラスをオンラインでつなぎ開催された。相沢は競技会場の無観客が決まったことについて「精神的、体力的にきつい時に声援が影響する。無観客は残念だが、テレビからでも伝わるような熱い走りをしたい」と語った。

 陸上競技部の松田和宏監督や男子の藤宮歩主将、女子の小島彩乃主将らが激励した。

 「高校3年間が基礎」

 相沢は「高校3年間は今の自分の基礎。競技では(故障など)挫折ばかりだったが、それが今の成功につながっている」とし、後輩たちに向けて「自分の目標に向かって頑張ってほしい。応援している」と語った。

 同校によると、卒業生の五輪出場は相沢で7人目。自転車競技が5人、ハンドボールが1人で、陸上競技では相沢が初めてという。

おすすめPickup!ニュースの『玉手箱』

J2で初の3連勝へ いわきFC、3日千葉と対戦