東京五輪に出場するハンガリーの水泳代表チームの事前合宿が１０日、郡山市の郡山しんきん開成山プールと宝来屋郡山総合体育館で始まった。２５日まで滞在し、本番に向け調整する。

　チームはコーチらを含め５２人で３陣に分けて来日する。この日は第１陣となる選手３人とスタッフ３人の計６人が同プールを訪れた。

　市職員らが、ハンガリー語で「ようこそ郡山へ！私たちが全力でサポートします」と書かれた横断幕で選手らを出迎えた。品川萬里市長が「ベストスコアを出せるよう市民を挙げて応援する」と激励。２０１７年世界水泳男子４００メートルリレーで銅メダルを獲得したボハス・リハールド選手が「温かく歓迎してくれてありがとう」と感謝の言葉を述べた。

　選手らは９日夜に成田空港に到着、抗原検査は全員陰性だった。貸し切りバスで市内のホテルに到着した。滞在中、毎日抗原検査を行い、ホテルと練習会場以外への外出は禁止される。練習は非公開で、市民との交流イベントは行わない。