浪江の居住人口、2000人超える 原発事故後初、子ども100人超
浪江町の居住人口が東京電力福島第1原発事故後で初めて2000人を超えた。6日に開会した町議会6月定例会で、吉田栄光町長が明らかにした。町によると、今年4月末時点での居住者は1267世帯2044人。原発事故当時の人口は2万1542人だった。
4月末時点での居住者2044人うち3月末に避難指示解除された特定復興再生拠点区域(復興拠点)の室原、末森、津島の3地区に住んでいるのは7人だった。町教委によると、町内の認定こども園と小中学校に通う子どもの人数は本年度、原発事故後で初めて100人を超え、今月6日現在で計106人が在籍している。
現在も町内の約8割が帰還困難区域となっている状況を踏まえ、吉田町長は「今後も避難している町民が戻りたくなるような、全国の方々に興味を持っていただけるような魅力ある町づくりに取り組む」と述べた。
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