世界には、私（わたし）たちが知らないことがまだまだたっくさん！　タイトル通りのこの本は、オーストラリアの絵本作家が独自（どくじ）の視点（してん）で世界の１５の町と地域（ちいき）のあれこれを、彩（いろど）り豊（ゆた）かな絵と短い文章でユーモラスに紹介（しょうかい）しています。

　例えばみなさんは、南極大陸の観測基地（かんそくきち）に現金（げんきん）自動預払機（あずけばらいき）（ＡＴＭ）が設置（せっち）されていることを知っていましたか？　インドでは「はい（ＹＥＳ）」「その通り」という時に首を横に振（ふ）るって本当？　ニューヨークで暮くらす８５０万人もの世界の人々が話す言語の数は８００以上。ピルスシネップやスキールって一体どんな食べ物？　バシリスクって何だろう？　爬虫（はちゅう）類？　渋谷（しぶや）のスクランブル交差点は１時間に１０万人も渡（わた）るって？　お好み焼きの紹介も愉快（ゆかい）。

　ページを開くたびに"世界の知らないことを知るって楽しい！！"と思わせてくれること間違（まちが）いなし。子どもはもちろん大人の好奇心（こうきしん）もかきたててくれます。さあ、絵本を開いて地球の冒険（ぼうけん）旅行に出かけよう！

　※福島子どもの本をひろめる会が推薦する本を紹介しています