いわき海星、代替大会で名刻む 21年春統合...夏懸ける思い強く

 
「いわき海星」として最後の夏の大会に臨む吉田主将(左)と若林監督

 来春、高校の統合で校名が変わるいわき海星は、代替大会が「いわき海星」として臨む最後の夏の大会となる。吉田拓矢主将(3年)は「できる限りのことは続けてきた。全力プレーで悔いの残らないように戦いたい」と意気込む。

 いわき市小名浜の海沿いにある同校は、2011(平成23)年の東日本大震災で被災。津波でグラウンドにがれきが押し寄せ、野球道具の大半が流された。だが、地元の人々やボランティア、自衛隊など、さまざまな人たちの支援で野球を再開できた。砂浜や防波堤などで練習を重ね、13年には春の選抜大会(センバツ)に21世紀枠で初出場した。

 それだけに、統合を控えた今夏に懸ける思いは強い。吉田主将は「OBも練習に加わってくれたり、協力してくれた。いわき海星の最後のメンバーである自覚を持ち、感謝の気持ちを『全員野球』で表現したい」と大会を見据える。

 選抜大会も指揮した若林亨監督は「震災の時、復旧に尽力してくれた人たちがいることを生徒には伝えてきた。最後の大会を自分たちの成長を見せる場にしたい」と語った。

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