「令和初!夏の甲子園」開幕 聖光学院ナイン、胸張り堂々行進

令和最初の甲子園大会となる第101回全国高校野球選手権大会が6日、兵庫県西宮市の甲子園球場で開幕し、熱戦が始まった。開会式の入場行進は北から南の順で、13年連続の出場となった福島県代表の聖光学院は8番目に入場。堂々と胸を張り行進した。
この日は1回戦が行われ、八戸学院光星(青森)、神村学園(鹿児島)、高岡商(富山)が2回戦に進出。順調に日程が消化されれば、21日に決勝が行われる。聖光学院は大会第7日(12日)の2回戦第2試合で海星(長崎)と対戦する。午前10時30分開始予定。
聖光学院・清水主将「改めて緊張」
開会式で福島大会の優勝旗を手に行進した聖光学院の主将清水正義(3年)は「(試合の)結果次第で、(自分たちにとっての)高校野球が終わる。緊張感を改めて感じた」と、12日に行われる海星(長崎)との初戦に向けた思いを語り、「甲子園でもやることは変わらない」と気持ちを引き締めた。
「チームに力はないが、野球以外の振る舞いはしっかりしようと決めている。先輩たちもそうだった」と清水。開会式では言葉通りの堂々の行進を披露し、甲子園13年連続出場校の主将として胸を張ってグラウンドを踏みしめた。
兵庫県西宮市立西宮高の清水菖(あやめ)さん(2年)がプラカードを持ち、聖光学院の先導役を務めた。野球が好きな兄に勧められ、甲子園でプラカードを持ち行進することができる同校に入学したという。「これも何かの縁。明るく仲の良い聖光の選手たちを最後まで応援しているので頑張ってほしい」。聖光学院の初戦12日は、甲子園球場のスタンドでナインにエールを送る予定だ。
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