「いわきサンシャインマラソン」3年連続中止 新型コロナ影響

 

 新型コロナウイルスの感染拡大を受け、「第12回いわきサンシャインマラソン」の実行委員会は15日、いわき市で来年2月28日に予定されていた大会を中止すると発表した。大会中止は、積雪の影響で見送った2019年の第10回大会から3年連続。

 実行委によると、走者の密集や沿道の応援での「3密」を避けるのが難しいと判断した。ボランティアスタッフの確保などにも懸念があり、同時期に開催を予定していた全国規模のマラソン大会の多くが中止を決めていることも踏まえ、10月からの募集開始を前に決定した。次回は第13回大会として実施する方針。

 実行委はこれまで、日本陸連の指針に基づき、感染防止策を講じた上の大会実施を検討してきた。市医師会や市保健所などと意見交換し、規模縮小などを視野に開催を目指していた。

 実行委会長の清水敏男市長は「大会運営に関わる方の安心・安全の確保が困難と判断した」とコメントを出した。大会の企画運営委員会委員長の坂本満恵市体育協会長は「市民の健康増進にも有意義な大会で、開催できず残念。次回に向けて前を向きたい」と話した。

 大会はいわき市と福島民友新聞社、読売新聞社などでつくる実行委員会の主催。実行委は大会の公式ホームページで中止を周知している。問い合わせは実行委事務局(電話0246・22・7607)へ。

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