いわき事前キャンプ「中止」 サモア代表・ラグビー、重量挙げ

 

 サモアの東京五輪ホストタウンとなっているいわき市は3日、予定されていた同国の7人制ラグビーと重量挙げの代表選手による事前キャンプが中止になったと発表した。市によると、サモアオリンピック委員会から駐日サモア大使館を通じて2日、事前キャンプを行わないとの連絡があったという。

 男女の7人制ラグビーは19、20の両日、モナコで東京五輪出場権を懸けた世界最終予選が行われる。出場権獲得後はモナコに滞在して最終調整を行い、直接選手村に入る。

 重量挙げは、男子選手2人の出場が決まっているが、選手にPCR検査を毎日実施することや移動が練習場から宿舎までに制限されることなど、政府が示した新型コロナウイルスの感染対策の制約に課題があるとして、同市での事前キャンプを取りやめた。

 市は今後、大会後の交流事業について市内の感染状況を考慮しながら、サモアと協議する方針。事前キャンプ中止を受け、清水敏男市長は「事前キャンプを行わずに直接選手村に入村するのは、コロナ禍における判断と受け止めている」とした上で「ホストタウンとしてサモア選手の活躍を期待したい」とのコメントを発表した。

おすすめPickup!ニュースの『玉手箱』

J2で初の3連勝へ いわきFC、3日千葉と対戦